この記事は、以下のような人にオススメです。
こんにちは!Webディレクターのオスカーです。
11月2日にGoogleより以下の発表がありました。
Introducing new date and hour dimensions in Google Analytics 4
こういうことかというと、「時間」というパラメタが使えるようになりました、ということです。
だからなんだ?何か変わって、何ができるようになった?
それについて、尾の記事でまとめたいと思います。
ぜひ、最後までご覧いただけますと幸いです。
改めまして、Googleの発表内容を確認します。
Introducing new date and hour dimensions in Google Analytics 4
この発表は英語版のみ、現時点(2022年11月10日)では日本語版のリリースに記載されていません。
ここに注目すべきポイントとしては
「時間」はイベント発生する時に収集されているということ。
これは2つの意味を持っています。
1つ目は、サイトへアクセスして、何もしなくとも必ず「page_view」は発生しますので、時間は必ず取得されることです。
2つ目は、イベントさえ設定すれば、その1時間内で何回イベント発生したのかも確認できるようになっているということです。
例えば、「ページA⇒ページBへ遷移」という動きを、「AtoB」というイベントを作成し場合、11月10日の13時~13時59分59秒の間、この動き(イベント)が何回発生していたのかも確認できます。
かなり自由度が高くなっているといえましょう。
UAではできなかったこともできるようになったということです。
もちろん、こんな複雑なことしなくても、「1時間ごとにで発生したコンバージョン数」、「今週18時~19時の平均コンバージョン率」なども調べることができます。
「じゃ、発表前は『時間』というパラメタを取得していないですか?」
回答は「いいえ」です。
発表前はすでに「時間」を取得していて、ただ集計項目として使えないだけでした。
以下のように、「ビジュアリゼーション(可視化)」の選択肢で「折れ線グラフ」を選択すれば、1時間ごとのユーザー数なども取得できました。
ただし、データは集計されていません。
データをダウンロードして、自分で集計するのひと手間がかかります。
ダウンロードされたデータも、1時間ごとに項目がありますので、
1ヵ月間の時間データを取得すると、最大31日×24時間=744項目になって、整理するのにも時間がかかります。
今はこのように、「ビジュアリゼーション(可視化)」に「テーブル」を選択して、「行」のところに「時間」を選択できるようになりました。
期間を調整すれば、期間内1時間ごとの数字をすべて集計することが可能になりました。
ダウンロードする時もちゃんと24時間のカラムで集計した状態で落としてきます。
しかし、表示する画面と同じ、順番が0~23になっていないのが残念です。
UAで「時間データ」をダウンロードする時、時間データは「00」、「01」~「23」になっているため、
主力順番はきれいになっていますが、GA4ではまだそのように対応していないです。
はいはい、わかりました。「時間」で集計できるようになったね。
「って?だからなんだ?」という思いがある方がいるかもしれません。
みんなさんはどのように使っているのかわかりませんが、オスカーはこのように使っています。
ユーザーのアクセス習慣・傾向がわかってきます。例えば、
とんると、以下のような推測もできるようになります。
などがわかってきます。
ユーザーがアクセスしている傾向を見て、
もっともアクセスしやすい時間に合わせてメルマガを配信し足りすることができます。
また、このデータを利用することで、ユーザーの全体像を把握することができて、
ペルソナ設定する時のエビデンスとしても役立ちます。
GA4が「時間」を対応されたことで、
探索機能が一気にいろんなことが調べるできるようになりました。
ダウンロード機能は改善が期待されます。
今日も読んでいただきありがとうございます。
少しでも役に立てれば幸いです。
それでは。