ユーザーはどこで離脱したのか、ユーザーはどこへ行くのか
POINT

この記事は、以下のような人にオススメです。

  • GA4で離脱計測したい人
  • GA4でユーザーの離脱ページと離脱先を調べたい人
  • GA4の探索機能でとりあえずレポートを作ってみたい人、など…
オスカーの似顔絵

こんにちは!Webディレクターのオスカーです。
「ユーザーはどこで離脱したのか、ユーザーはどこへ行くのか」ゴーギャン風にタイトルを作ってみました。

というのはどうでもよくて、Googleアナリティクス4では「離脱ページ」のレポートがないことはすでにご存じかと思います。
その「離脱ページ」がこちらのレポートページです。
ridatsupeji.png

上記のページ見てもわかるように、リンク先URLは基本(not set)になっています。
例えば、自社サイトにFACEBOOKへのリンクを設置していて、クリックして離脱になったとしても、FACEBOOKへ移動した結果はUAでは見えないです。
※補足、GTMで離脱リンクトリガー作成すれば、UAでも確認できるようになります。

ところで、GA4では自動的に計測してくれるのです。

GA4では特殊対応しなくても離脱クリックを計測してくれる

デフォルトというか、正確にいうと、変なことしない限りこの機能はオンになっているはずです。

離脱クリックが計測されているかを確認するページはこちらです:
左下の「管理」→プロパティ「データストリーム」→対象のデータストリームを選ぶ

データストリームを選択すれば、拡張計測機能の部分で

変に設定していない限り、この拡張計測機能はオンになっていて、中に離脱クリックが含まれているはずです。
設定されているので、レポートを見てみましょう。

レポートにCLICKイベント

離脱クリックということで、CLICKイベントを見ようと、「レポート」→「エンゲージメント」→「イベント」を見てみました。

ここでは、期間中何回clickされたのかがわかります。

さらに、clickをクリックすると、このような画面になり、パラメータ名のところに、ドロップボックスがあります。

ここに"link_url"を選択すれば、このようにリンクが見えます。

しかし、超見つらいし、過去30分間しか見えない!
もっと見やすいところはないか?

探索機能でもっと見やすい表を作ろう

それでは探索のページへ移動して、まずは空白のデータを作成しましょう。

まずは変数の設定

ディメンションの「+」をクリックして、下記を追加する:

・イベント名(フィルター用)

・ページの場所

・リンク先URL

指標の「+」をクリックして、下記を追加する:(こちらは自由にお好きな指標を選ぶ)

・イベント数

・ユーザーの合計数

次にタブの設定

『行』には、先ほど追加した「ページの場所」と「リンク先URL」を入れる。(ドラッグ&ドロップ)

『値』には、指標の「イベント数」と「ユーザーの合計数」を入れる。(ドラッグ&ドロップ)

入れるとこんな感じになります。

あれれ?リンク先のURLがない
今はすべてのイベント計算していますので、リンク先URLが表示されないです。

フィルタの設定

なので、『フィルタ』に「イベント名」を選択して、条件を「次と完全一致」を選択して、"click"を入れて、「適用」をクリックします。

完成

これで、ユーザーがどのページで離脱した、どんなページへ移動したのかも表示されました。

離脱先

ちなみに、この探索機能のカラム幅が現時点では調整できません。(2022/6/1)
今後のGoogleを期待します。

おわりに

GA4は、今までUAのエキスパートしか見えないデータを機能化し、UIでボンボンボンで見えるようにしましたが、
まだまだ改善の余地はありそうです。

今日も見ていただいてありがとうございます。
お役に立てれば幸いです!

それでは、失礼いたします。

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May 31, 2022 • 2:02PM

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