ヨーロッパは要件定義する前に開発スケジュールを決めている!?
POINT

この記事は、以下のような人にオススメです。

  • 海外ディレクションに興味ある人
  • Webディレクターに興味ある人
  • Webディレクターの役割を知りたい人(少しだけ触れます)、など
オスカーの似顔絵

こんにちは、Webディレクターのオスカーです!

今日はワークフローについてお話したいと思います。
通常、開発案件の流れとして、仕様決め⇒工数見積もり⇒開発スケジュール確定⇒着手のは一般的です。

たまに見切り発車というのもありますが、それでもある程度仕様が確定して、必要な工数が見えてきてからでないと、いつ着手できるかわからないのが普通です。

そこでびっくりした「事件」があったのです。

「事件」の背景

これは本当にあった話です。

担当していたのは日本の案件ですが、越境対応の関係で海外のベンダーさんを使った案件でした。

この越境対応は海外のプラットフォームを利用して、日本の商品を海外で売る仕組みですので、仕様は基本ベンダーさんのものを使用して、自社の開発はそれに合わせる、というものでした。
とはいうものの、日本には日本のデータの持ち方がありますし、ベンダーさん側も多少微調整があるので、仕様自体はすり合わせしてから決めるイメージでした。

冒頭にも話しましたように、普通に仕様決めて、工数が見えてきたので、これでOKだよ、じゃ着手するので、これぐらい開発時間くださいね。という流れでした。

が、ここで事件がありました。

追加の費用発生?

いざ着手しようと思ったときに、その海外のベンダーさんから、追加の費用が発生すると言い出しました。

どういうこと?確かベンダーさん側も微調整があったので、そのことかなと思いましたが、違いました。

仕様を決めるのに時間がかかりすぎていたため、確保したスケジュールに着手できませんでした。
スケジュールを確保していたので、その分の開発費用も必要です。

といいました。

はぁ?
になりました。。。

着手していない、つまり働いてもいないのに、金払えって話です。

原因

海外というか、ヨーロッパなのか、開発スケジュールは相談段階から決められていたそうです。
仕様決めに時間がかかってしまったら、開発は「リスケ」ではなく、「追加(extension)」になるのです。

おそらくですが、
先方のプラットフォームを使うので、基本相手に合わせるということで、スケジュールを先に決めていたようです。

解決

 

海外のベンダーさんということもあって、日本のやり方とかは全然通じませんでした。

結局、クライアントさんの理解の下に、追加費用についてはご了承をいただいて、クライアントさんが負担したという結果になりました。

本当に、びっくりしたというか、勉強になりました。

おわりに

今日は「ヨーロッパは要件定義する前に開発スケジュールを決めていた」という事件があったことを話しました。

こういうこともあるので、Webディレクターとしては把握しておきましょう。
念のためでも、「開発スケジュールはまだ取ってませんよね」って聞いておいた方がいいかもしれません。

今日も見ていただいてありがとうございます!
少しでも役に立てれば幸いです。

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それでは。

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