この記事は、以下のような人にオススメです。
こんにちは!Webディレクターのオスカーです。
GA4のイベントレポートを確認するときに、「undefined」が発生したことはないでしょうか?
「undefined」というイベントは気になるし、場合によっては、クライアント様に説明しないといけないかもしれません。
大した影響はないかもしれませんが、何があったのか確認しておきましょう。
この記事では、この「undefined」というイベントの以下の疑問について、話を進めてまいります。
ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
まず、「undefined」があるというのはどういう状況なのか、一緒に確認したいと思います。
GA4を開いて、以下のレポートをたどっていきます。
レポート→(ライフサイクル)→エンゲージメント→イベント
ここを開くと、イベントのテーブルがありますが、イベントが10項目以上ある場合は、テーブルの右上に、「1ページあたりの行数」で最大1ページ250項目表示できます。
少しスクロールしてみると、このように「undefined」が表示されます。
ない人もいるかもしれませんが、オスカーの場合は今年2月から7日ごとに発生しています。
そうです!この謎なイベントは週ごとに来ます。
ちなみに、2月から3月中旬までは月曜日、それ以降は火曜日になっています。
このことからでも、何かの仕組みにはめられだと確信できます。
次に調査に入ります。
空白の探索レポートを作成します。
探索→空白
今回の探索レポートの目的は、「『undefined』イベントはどこからきているかを調べる」ということで、ディメンションと指標をこのように設定します。
後はいつも通り、上記の5項目にそれぞれダブルクリックします。(パチパチっパチパチっパチパチっパチパチっパチパチっ)指の腱鞘炎にならないぐらい頑張りましょう。
すると、こんな感じのデータが表示されると思います。
しかし、今回は、「undefined」だけを抽出したいので、タブの設定のフィルタで設定をします。
フィルタは「イベント名」を選択して、条件は「完全一致」、内容な「undefined」を入力して、「適用」をクリックします。
すると、結果に犯人が浮かび上がりました。
以下が判明しました。
あとはイベント数がまだよくわからないので、ここで右クリックします。
以下の項目が表示されますので、ここで「ユーザーを表示」をクリックします。
ここでユーザーごとにどれぐらいイベント発生させたのかがわかってきます。
1ユーザー平均103~133のイベントが発生させています。
この数字について、推測ですが、サイトの総ページ数に合わせて上下しているのではないかと思います。
この数字は実際のページ総数は一致していませんが、何となく近いような気もする。。。
イベント数については謎のままでした。。。
犯人は「gtm-msr」であることはわかったので、調べてみました。
「gtm-msr」という参照元は、Google Tag Manager(GTM)を使用して、Googleアナリティクス4(GA4)のトラッキングタグを実装するときに、使われる参照元のようです。
なるほど、サイトに直接GAを導入する場合は発生しないが、GTM経由で実装すると、「gtm-msr」のアクセスが発生して、結果「undefined」イベントが発生するということですね。
GTMの仕様なので、発生しても問題ではないということですね。
以上で、「undefined」イベントが発見されてからそのあとの調査について話ました。
原因は判明しましたが、「undefined」イベントがレポートに残してしまうことがあんまり望ましくないと思います。
対応方法がわかったらまだ更新したいと思いますが、今日は一旦これで終わりにします。
今日も見ていただきありがとうございました。
お役に立てれば幸いです。
それでは。