この記事は、以下のような人にオススメです。
こんにちは!Webディレクターのオスカーです。
前回は「特定のボタンのクリック回数を測定したい」という記事で、GTMでイベント作成する方法を照会しました。
今回は既存イベントで、GA4の中で新しいカスタムイベントを作成する方法をご紹介いたします。
最後まで見ていただけますと幸いです。
カスタムイベントを作成する方法についておさらいします。
GA4でイベントを作成するのに、3つの方法があります。
このように、方法は3つありますが、それぞれできることが違いますし、必要な能力も変わってきます。
オスカーが思うに、
プログラマーなら「直書き」できるように、
Webディレクター、解析士、コンサルタントなら「GTMで設置」できるように、
サイトオーナー(社内担当者)なら、最低限に「GA4内で作成」できるようにしましょう
※オスカーの一存にすぎません。
GA4内でのイベント作成は、GA4に「判断するための情報が十分にある」ことを前提としています。
「既存イベント」や「GA4がデフォルトで収集している情報」を組み合わせて、新しいイベントを作ります。
例えば、
このように使うことがあります。
「(一時的に)細かく分析したいけど、それだけのために開発したくない」という時に使う方法として位置付けがいいかもしれません。
また、前回GTMの設定で紹介した、ボタンのクラス(class)で判断して発火することは、(何等かの方法でクラスをGA4に渡していない限り、)この方法では対応できません。
さて、GA4でイベント作成する方法を説明します。
まずは目的を定めましょう。
オスカーは、「ブログ記事が表示された時にイベントを発火してその数を取得したい」とします。
条件は、「ブログ記事が表示された時」なので、
「ブログ記事」をpage_locationで判断、「表示された時」は既存イベントのpage_viewで判断できます。
今回設定する条件は、
の2条件が同時にヒットする場合に決定します。
保存された瞬間からデータ収集されます。
GTMのようなプレビュー機能はありませんので、ぶっちゃけ本番です。
設定は以上になります。
設定は完了しましたので、GTM Previewで確認します。
これで確認も完了しました。
1つだけ注意すべきところとして、DebugViewの画像を見ていただけますと、
”blog_view”が発火する前に、”page_view”も発火しています。
両方は独自でカウントされていますので、集計する時に、複数計算しないように注意しましょう。
GA4でカスタムイベントを作成する手順が他の方法と比べ、簡単ですし、手順も少ないです。
だから本題に入る前の内容を多めに書いています。
その代わり制限も多く、できることは限られてきます。
自分がしたいことはどんなことなのか、一時的な集計なのか、などのことも考えて、一番適切な実装方法で対応するとよいでしょう!
今日も読んでいただきありがとうございます。
少しでも役に立てれば幸いです。
それでは。